アニメーションスタイル

中割り ~スライド~

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動画の基本 「引き写し」

「引き写し」は位置など変えつつ、( 部分あるいは全体を)他の絵からそのまま写す方法です。2D アニメーションでは「絵をスライドさせて動かす」等に使われます。

今ではAE( アフターエフェクト)等を使ってスライド処理を行う事が多いのですが、セル時代では原画と同じ絵を動画枚数分用意し、均等に動画を入れる事でスライド動画を作成していました。

「引き写し」は2D アニメーションでは初歩的なアクションとなりますので、今回はCLIPSTUDIO のアニメ機能を使って動かしたいと思います。

動画作成

作成に入る前に…

CLIPの作業に入る前にタイムシートを記入して下さい。原画は二枚ですが、中3枚の動画が入りますので、合計5枚となります。

CLIP STUDIOで作成

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原画A①、原画A② ENDとツメ指示を確認し、原画のクリンナップを行います。

※原画A②ENDは、動画ではA⑤ENDになります。

2

右上のツメ指示を確認すると、中3枚の均等割りになっています。

原画の四角を分割法を使用して、動画の真ん中に当たる「A3」の位置を作成します。


分割法は、透視図法で等間隔で並んでいる電柱や窓などの作画に使われますが、動画の中割りでは「等間隔に動いている中割」の動画でも使えます。

分割法を知る事で…背景動画なども正確に作る事ができますよ。


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